【レポート】
Claris Engage Japan 2020に登壇いたしました
2020.11.16
「FileMaker カンファレンス」は「Claris Engage」に名称を変更し、2020年は「Claris Engage Japan 2020」としてオンラインで開催されました。
弊社代表の長町はオンデマンド配信のスピーカーとしてお話させていただきました。
O-C-3 初級 中級
中小企業・零細事業所が Claris FileMaker を導入しIT化に成功するステップ
地方の中小企業が Claris FileMaker を導入し業務の一元化、そしてオートメーション化した事例を報告します。
セッションで学べること
- Claris FileMaker による デジタルトランスフォーメーションにどう取り組むか
- Claris FileMaker による カスタム App 開発のポイント
こんな方におすすめ
- 中小企業経営者
- 企業のシステム担当者
- Claris FileMaker の導入を検討されている方
- カスタム App の拡張を検討されている方
樋口工業有限会社は、スタッフが10名ほどの一般建築管工事、上水道施設工事会社で、地方では一般的な規模の会社です。
昨年の FileMaker カンファレンス 2019 では、Excelから脱却し現場管理、資材管理、労務日報などをリレーションで結びつけ、Claris FileMaker の持つ柔軟なインターフェイスを活用し業務の一元化と効率化を図った事例を紹介しました。
その後、以下の改善内容を中心にシステム開発を進めました。このセッションでは、これらの新たな改善内容について詳しく説明します。通常業務の見積もり、受注契約、納品、請求、領収をさらにバージョンアップさせています。特に個人決済は他社のキャッシュレス決済とうまく組み合わせています。
労務日報はスタッフ毎の月間・年間レポートをPDF化して、メールで送信。各自は過去の行動履歴を確認し、自らの成長記録と位置付けました。経営側は給与査定のエビデンスとして用います。
資材購入は購入先のシステムと自動連携し、購入先が納品書を作成してた時点で本システムの購入履歴マスタと連動し、支払い業務まで情報をオートメーション化し、簡単なチェックだけのスマートな運営を可能としました。
オンプレミスの運用ですが社外でもiPad、iPhoneを活用し現場の生の情報を入力できるようにしています。これによりスタッフは自由な勤務形態を選択できるようになりました。
中小企業ならではの独自の工夫が随所に散りばめられ、明日から活用できる内容ではないでしょうか?